歯科医師や歯科技工士といった専門職がチームを組んで治療をおこなう歯科医療の現場において、歯科衛生士は、チーム歯科医療の中核を担う重要な存在です。

また、超高齢社会となった日本において、健康の基本である食生活を支える歯や口腔内の健康は不可欠であり、そのケアや健康維持の専門家である歯科衛生士のニーズはますます高まっています。

歯科衛生士の3大業務

歯科予防処置

歯や口腔内の疾患を予防するための処置。「予防的歯石除去法」と「う蝕予防法」などがあります。むし歯・歯周病の予防は、治療と同様の重要性を持っており、とても大きな意義のある業務です。

歯科診療補助

歯科医院で治療が行われる際、「歯科医師」「歯科衛生士」「歯科技工士」がチームで行動します。歯科衛生士は、歯科医師による治療が円滑に進むよう診療・診断の補助を行います。

歯科保健指導

口腔および全身の健康のためには、口腔環境を清潔に整えることが大切。そのために、歯科衛生士が診療所や学校、保健センター等に出向いて、歯の磨き方や食事の取り方などの指導を行います。

※歯科衛生士は、歯科衛生士法(1948年制定)に基づく厚生労働大臣免許の国家資格で、この法律で歯科衛生士の職務としての3大業務が定められています。